妙見社の大銀杏(山口県) ― 2013年12月01日 07時27分52秒
所在地: 山口県山口市徳地八坂(旧佐波郡徳地町)
名 称: 妙見社の大イチョウ
この大イチョウは、寛元二年(1244年)に創建された妙見社が、火災により焼失した際に植えられたと言い伝えられており、樹齢700年余りと推定される。
高さ約三十七メートル、目通り幹囲、8.5メートル、根回り約12メートル、枝張りは東西約27メートル、南北約22メートルであり県内のイチョウの中では、目通り幹囲第一位、高さ第二位の希にみる巨樹である。
また、県内で天然記念物に指定されているイチョウの中で雄株はこの樹だけであり、学術的にも貴重である。
遠方からよく望まれるため、昔はこの樹の黄葉によって麦の蒔きつけ時期を知ったという。枝を切ったり、傷つけたりしないょうにしましょう。
(写真をクリックすると大きくなります)===妙見社の大イチョウ===この巨樹では枝から 垂れ下がった円錐形の突起を生じる時があり「乳イチョウ」と呼ばれています。また昔からここにお参りすればお乳がよく出るという言い伝えが残っています。
ハゼ並木 (福岡県久留米市) ― 2013年12月04日 06時06分28秒
柳坂曾根のハゼ並木
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このハゼの木は、久留米藩が寛保2年に灯明用の蝋の原料として植樹したもので、柳坂曾根のハゼ並木には「伊吉ハゼ」を含め約200本が植えられており、約1.1㎞の並木道が続いてます。 老木のハゼは高さ5~6メートル、幹周り1メートル程あるものもあり、昭和39年に福岡県の天然記念物に指定され、平成6年には新・日本街路樹100景にも選ばれています。
ハゼの実は西日本の特産物1つで、18世紀前半から各地で栽培されました。久留米藩でも、享保15年(1730年)竹野郡亀王村(現田主丸町)の庄屋竹下武兵衛が初めて栽培し、宝暦年間頃、著名な「松山櫨」を発見して他国にも普及しました。市内では寛保2年(1742年)に御井郡国分村鞍打にハゼを植えたことが確認できます。 その後、小郡の内山伊吉が優良種「伊吉ハゼ」を生み出し、筑後ハゼの名声は高くなりました。
仙の岩(大分県宇佐市) ― 2013年12月06日 09時34分48秒
国指定”名勝耶馬渓”内の「仙の岩」は、集塊岩で出来た旧耶馬風景の代表的な物として、耶馬溪の競秀峰と並び賞されている。特に剣ケ岳は全耶馬渓中随一の大柱である。また、百メートルの大絶壁や正面の平岩・大中小の屏風岩・大巌寺岩窟などがあり、千年以上も昔より山岳仏教の修行場であった。往時、僧法道仙人がいたので仙の岩と呼ぶようになったと言われる。大巌寺の本尊には仁聞作と言われる千手観音で子安観音として古来より信仰され、その脇仏には奥の仙から下した十数体の古木仏像(鎌倉期)などが安置されている。
宇佐市
===現地説明版より=== (写真をクリックすると大きくなります)===仙の岩中央が剣ヶ岳、右が平岩===
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