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川棚 の クスの森 (山口県)2014年07月11日 07時43分27秒


川棚のクスの森

所在地 : 山口県下関市豊浦町川棚下小野6895

名 称  : 川棚の クスの森

樹木 国指定天然記念物大正11年指定

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◇◇◇川棚のクスの森◇◇◇ 国指定天然記念物『川棚のクスの森』大字川棚字踊場にあり、大正十一年、内務省告示により天然記念物に指定された。立石山(標高二〇五m)の北麓の台地に生育し、高さ二十七m、幹周り十一.二mは県下第一の大きさを誇る。樹勢は旺盛で、四方に伸びる枝は、東西五十八m、南北五十三mに広がり、枝張りの美しさは日本一とも言われる。また、他の二箇所の枝は垂れ下り、その一部が土中に埋もれ、ここより発根して再生している。一株から四方に伸びた枝は周囲を広く覆っているため、根元に目を向けてはじめて頭上にうっそうと茂る枝はすべてそこから伸びていることに気づき圧倒される。一株であることにもかかわらず、遠目には「森」のごとくみえるその姿からこの名は付けられた。このクスの根元には、戦国時代に陶氏の乱に倒された大内義隆公の後を追うように、この地で命尽きた愛馬雲雀毛が埋葬されたという伝承がある。そのためクスの森霊馬神・馬神とも呼ばれ、この名馬の霊を慰め鎮めるための供養が毎年行われている。・・・・・・〔下関市豊浦町〕    現地説明版より・・・・・・

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クスの森は、天を覆いつくすように枝を広げる一本のクスの巨樹で、まるで森のように見えることからこう呼ばれています。日本三大樟樹の一つで、樹齢約千年といわれ、俳人、種田山頭火は昭和七年六月十四日にこの地を訪れ、「大樟の枝から枝へ青あらし」、「注連を張られ樟の森といふ一樹」、「大樟の枝垂れて地にむとどく花」、の三句を詠んでいる。

(写真をクリックすると大きくなります)===現地説明版===

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国指定天然記念物 『川棚のクスの森』大字川棚字踊場にあり、大正十一年、内務省告示により天然記念物に指定された。 立石山(標高二〇五m)の北麓の台地に生育し、高さ二十七m、幹周り十一.二mは県下第一の大きさを誇る。樹勢は旺盛で、四方に伸びる枝は、東西五十八m、南北五十三mに広がり、枝張りの美しさは日本一とも言われる。

また、他の二箇所の枝は垂れ下り、その一部が土中に埋もれ、ここより発根して再生している。 一株から四方に伸びた枝は周囲を広く覆っているため、根元に目を向けてはじめて頭上にうっそうと茂る枝はすべてそこから伸びていることに気づき圧倒される。一株であることにもかかわらず、遠目には「森」のごとくみえるその姿からこの名は付けられた。 このクスの根元には、戦国時代に陶氏の乱に倒された大内義隆公の後を追うように、この地で命尽きた愛馬雲雀毛が埋葬されたという伝承がある。そのためクスの森霊馬神・馬神とも呼ばれ、この名馬の霊を慰め鎮めるための供養が毎年行われている。

〔下関市豊浦町〕

===現地説明版より===
(写真をクリックすると大きくなります)===山頭火歌碑===

大樟の枝から枝へ青あらし 山頭火

俳人、種田山頭火は昭和七年六月十四日にこの地を訪れ、◎大樟の枝から枝へ青あらし」、◎「注連を張られ樟の森といふ一樹」、◎「大樟の枝垂れて地にむとどく花」の三句を詠んでいる。

旧下関英国領事館(山口県)2014年07月19日 16時05分45秒


旧下関英国領事館

所在地 ⇒ 山口県下関市唐戸町4番-11号

建築年代 ⇒ 明治39年(1906年)

構造形式 ⇒ 煉瓦造総二階建、屋根寄棟造桟瓦葺(小屋根銅板葺)

名 称 ⇒ 旧下関英国領事館

重要文化財(建造物) ⇒ 平成11年5月13日指定

(写真をクリックすると大きくなります)===正面玄関入口===

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この建物は、明治34年(1901年)に市内赤間町に開設された下関英国領事館は、明治39年に領事館を新たに建設し、現在の場所に移りました。煉瓦造二階建、桟瓦葺の本館およびその北側に建つ煉瓦造平屋建、桟瓦葺の付属屋の建物に、敷地境に沿って煉瓦塀がめぐらされています。これらは、本館西側妻壁の記念銘が記されたブラックや本館棟木に打たれていた附指定の幣串にある「上棟明治参拾九年八月九日」の墨書により、建築年代から明らかです。

また、設計者は英国政府工務局上海事務所建築技師長「ウイリアム・コーワン(William Cowan)」であることが判明しています。本館の外観は、赤煉瓦を基調に開口部廻り等の要所に石材を用いた形で、南側を除く゜三方に煙突を もった階段状の妻壁をつくる点や、南側に連続アーチと列柱をもつベランダを設ける点に特徴があります。また、内部は各執務室や居住空間として使われた部屋にそれぞれ暖炉が設けられ、天井にモールディングや中心飾りがあるなど意匠もよく整っています。

附属屋は、東西に伸びる横長の切妻造建物の南面北端に片流れ屋根の小建物が付いた形で、全体でL字型の平面をしています。外観の意匠は、本館にならいつつそれを簡略化した形をとり、切妻造部分の南側では、腰壁より上部の壁面を木造でつくり軒裏を網代天井とする等、本館とは異なる形にしています。

旧下関英国領事館は領事館として使用することを目的に建設された建物としては、わが国に現存する最も古いもので、歴史的価値が認められています。また、本館と附属屋がそろう建物配置や執務室と住居を分けた本館の平面構成は、領事館という建物の性格をよく示しており、明治期の外交関連施設の一典型を示すものとして重要です。

(写真をクリックすると大きくなります)===イギリスの国章===

領事館玄関入口、上壁面にはイギリスの国章と[BRITISH CONSULATE] の文字が刻み込まれている。

イングランドを象徴するライオンとスコットランドを象徴するユニコーンが盾を支えている。イギリスの古くからの伝説では、ユニコーンはとても危険な獣のため、この国章では鎖でつながれています。

盾の中に2組配された金色のライオン3頭はイングランド王室紋章、金の地に赤いライオンはスコットランドの紋章、竪琴はアイルランドの紋章である。

盾の上には、冠をかぶったライオンがいる。ライオンのかぶっている冠は、イギリスの代表的な冠で、このライオンはイギリスを守っている、という意味がある。

(写真をクリックすると大きくなります)===南側アーチ型ベランダと列柱===

南側を除く三方に煙突をもった階段状の妻壁をつくる点や、南側に連続アーチと列柱をもつベランダを設ける点に特徴があります。

(写真をクリックすると大きくなります)===正面玄関側===

五年七ヶ月間の修復、復元、構造、の補強などの工事が終わり、 リニューアルした旧下関英国領事館の全景です。

一階には、当時領事が使用していたと、伝わる執務机と椅子が置かれています。また、暖炉のマントルピースには、建設当時の英国王エドワード七世のイニシャルが刻まれています。机の側には領事の椅子のレプリカが置かれ、座ることができます。

(写真をクリックすると大きくなります)===東側面===