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深見五重塔 (大分県)2019年03月07日 15時09分10秒


深見五重塔 (大分県)

所在地 : 大分県宇佐市安心院町鳥越

名 称 : 定樹山大健寺深見五重塔

建築方式 : 木造 ・高さ28m ・建立年月日: 1983年(昭和58年4月)

(写真をクリックすると大きくなります)===深見五重塔全景===

この五重の塔は糸永貞樹翁が故郷への報恩感謝の念をこめて建立したものです。翁は明治28年4月15日当地鳥越で此の世に生を享け、18才の時に身一つで東京に出て、文字通り苦学力行、ユフ精器株式会社(医療機器関係)を設立一代の成功者となりました。翁は常々今日、自分があるのは第一には両親をはじめ先祖のおかげであり、第二はこれまで接してきた周囲の多数の方々のおかげであると言っておりました。

郷土鳥越の地に平安から鎌倉にかけて栄えた大建寺と言う由緒あるお寺がありましたが、何時の時代にか廃寺となっており、大建寺跡地 にふさわしい五重の塔を建立して、我が国の古き良き伝統を形として郷土に残したいと思い、美しさに定評のある平安時代建立の京都の国宝醍醐寺の五重の塔をモデルに、昭和58年4月15日翁の88才の誕生日に米寿を記念して落慶したものです。九州においては唯一の木造五重の塔です。

===現地五重塔建立之記より===
(写真をクリックすると大きくなります)===深見五重塔===
(写真をクリックすると大きくなります)===観音像と五重塔===

世界の恒久平和と人類の永遠の幸せを念じて昭和五十八年建立。 高さ十メートルの白御影石の一本彫りである。堂内には財宝幸福知恵長寿を守り災厄を祓う千手観音や海運宝珠観音、白衣薬師観音が安置してあります。

(写真をクリックすると大きくなります)===観音像===
(写真をクリックすると大きくなります)===定樹山大建寺山門===

大建寺山門には左右一対の仁王像が安置されています。樹齢六百年の欅(ケヤキ)の一本彫りです。欅(ケヤキ)の木目が薄っすらと見え印象的です。

(写真をクリックすると大きくなります)===定樹山大建寺山門仁王像左側

(写真をクリックすると大きくなります)===定樹山大建寺山門仁王像右側