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部埼灯台 (福岡県)2013年01月29日 21時28分13秒

(写真をクリックすると大きくなります)===部埼灯台左前部===

施設の概要: 名称: 部埼灯台(へさきとうだい)

位置: 北緯: 33度57分34秒 東経: 131度1分23秒

塗色及び構造: 白色 塔形: 石造り

等級及び灯質: 連成不動単閃白光 毎15秒に1閃光

光 度: 閃光 実行光度21万・不動光2200カンデラ

光達距離: 閃光: 17.5海里(約32km) 不動光:1.5海里(約19km)

高 さ: 地上~頂部: 9.7メートル 平均水面~灯火39メートル

管理事務所: 第七管区海上保安本部・電話:093-321-1481

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一日に千隻以上の船が出入りするといわれる関門海峡の、東の玄関口にあたるこの灯台は、慶應三年(1867年)四月、幕府が兵庫開港に備えて英国公使と約定した五灯台(友ヶ島、江埼、和田岬、六連島、部埼)の一つである。

英国人技師R・Hブラントンの設計によって建設された重厚な石造りの灯台で、明治三年十二月に起工し、同五年一月二十二日初点灯した。当初の灯光は三等不動レンズによる「不動光」であったが、明治二十八年にフランスから輸入した回転式のレンズに改め、複雑なレンズ構成により今日まで「連成不動閃白光」を発し続けている。白御影石造りの灯塔や付属建物は、百二十年余りを経た今なお明治の面影を留めている。

この灯台が、点灯以来数多くの船人の命と貴重な財貨を人知れず救ってきたであろうことを想うとき、これからも夜前美しい光を沖行く船に投げかけ続けるよう祈念するものであります。

社団法人 燈光会

===現地説明板より===
(写真をクリックすると大きくなります)===部埼灯台左後方部===
(写真をクリックすると大きくなります)===部埼灯台後方部===
(写真をクリックすると大きくなります)===部埼灯台灯火部前部===
この灯火部の光達距離は17.5海里(約32km) までとどきます。
(写真をクリックすると大きくなります)===部埼灯台・僧清虚火焚場跡===
(写真をクリックすると大きくなります)=== 部埼灯台下・僧清虚像・高さ約14m ===

この地、部埼は、その昔、狐埼、念佛埼と呼ばれた暗礁の多い航海の難所でした。天保七年(1836年)僧清虚(そうせいきょ) (大分県国見町出身)は国見町竹田津港から下関経由で高野山へ修道に向かう途中、この難所に気付き、何とか多くの人命を救おうと、下船し火を焚きつづけることを決心しました。

そこで清虚は、日中托鉢で得た糧を焚料の買い入れにあて、一日一食の生活を続け、七十四歳で世を去るまでの十三年間、雨の日も風の日も読経とともに火を焚き続けました。海難防止のため、火を焚き続けた清虚の偉業は、没後、明治五年に現在の灯台が建設されるまで、村人によって受け継がれました。

当時の火焚場は、現在の灯台後方山頂付近に建造されていましたが、大雨で流出落下し現存していません。長い歳月を火焚きに生命の焔を燃やし続けた清虚の偉業を後世に伝承するため、この地に航海安全を祈る火が灯されてから百七十周年を記念して、ここに火焚場を復元したものです。清虚氏の偉業は永遠に海難防止に慈愛の光を輝かすでしょう。

===現地説明板より===
(写真をクリックすると大きくなります)===部埼灯台沖を航行する練習船・青雲丸===

●東京海洋大学海洋工学部(旧東京商船大学)、神戸大学海事科学部(旧神戸商船大学)、海技大学校、商船高等専門学校及び海員学校の学生・生徒の航海実習訓練を目的として建造された航海練習船です。

●総トン数:5890t

●主要寸法:全長116.0m×幅17.9m×深さ10.8m

●エンジン:ディーゼル 1基 出力:10500PS

●プロペラ:可変ピッチプロペラ

●速力:最大21.0kt 航海19.5kt

●乗組員数:252名(実習生180名)

●船型:長船首楼平甲板型(機関セミアフト配置)

●航行区域:遠洋区域