耶馬溪の紅葉(大分県) ― 2012年11月16日 14時05分18秒
耶馬溪は山国川を中心に東西36km、南北32kmにおよび、耶馬十溪に大別される。無数の岩峰の風景で名高く紅葉の風景は格別。深耶馬溪は耶馬十溪のうちのひとつです。
この観音大銀杏は耶馬渓第五十三番札所にあります。 由来観音大銀杏(樹齢二百年)は初め左に二本の女銀杏(実がなる)右に男銀杏(実がならない)一本が植えてありました。村人は、この三本の観音銀杏を見て農作業に励み、この銀杏に芽の出る春は種蒔、植付、また、葉の色づきで取り入れや麦蒔、というように朝夕親しんでいましたが、或年この大木は田地や家屋を日陰にすると言うことからその一本(左側)を切り倒しました。
ところが、この倒された幹に三年間変わらず実が付き村人達の収入に成ったと云われます。明治になって又再び男銀杏を売却する話がもち上がり切るという意見と、そのままに、と云う意見とに分かれたので村人たち(講員)が集まり相談した結果、御幣振の占いをしたそうです。
「切る」と書かれた符、「切らない」と書かれた符それぞれ六枚を盆に入れ観音様にお供えしてお参りして、その後で大御幣をもってお祓いをしたのです。その時、お祓いをしようとすると一枚の符が大御幣に飛び付き、取り上げて見ると正しく「切らない」と書かれた符でありました。
驚いた村人は以後この銀杏を切ると云う説はなくなり、別名「切らずの木として大切にされ年々美しさを増しています。秋十一月に品迫の景を背に夕日を受けて黄金の輝を放す大公孫樹美しさは南画の筆致のおよばさないところでしょう。
===現地説明板より=== (この写真をクリックすると大きくなります)===渓石園の紅葉 1 ===渓石園(けいせきえん)は耶馬溪ダムを記念して造られた庭園でダムのすぐ下にあり、池と渓流があります。園内には12万個もの石があり、大岩と緑、水のある風景は耶馬溪の自然を濃縮したもので、四季折々の美しさがあります。
また、園内には100種3万1000本以上の樹木があり、紅葉の季節には特別の美しさを見ることができます。そして、園内にある「幸田の巨石」は高さが6mもあり、人の背丈の3倍以上もある巨石です。園の外からも、巨石がそびえているのが見えます。
耶馬渓の紅葉の名所といえば、一目八景や立羽田の景などがありますが、じつはこの渓石園も隠れた紅葉の名所です。以前は入場料を取られていたのですが、現在では入場料無料ととても嬉しい限りです。
ゆっくり紅葉を観賞する事ができます。入口から入ると見事な庭園が広がり、池には鯉が泳ぎ、秋には紅葉を見ることが出来ます。池の下流にはこれまた綺麗な滝を見ることが出来ますが、この滝を見る人はほとんどいないようですが、一度行って見ることをおすすめします。
(この写真をクリックすると大きくなります)===渓石園の紅葉 3 ===コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://ja4chu.asablo.jp/blog/2012/11/16/6635247/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。