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宇土古城 ⑩2008年09月11日 13時08分46秒

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未完成の掘跡   千畳敷北側の掘底は、ご覧のようにデコボコになっています。これは、小間割と呼ばれる工区分けの跡、もしくは掘の掘削工程の一過程を示しており、工事が途中で中止されたために残ったと考えられます。10次発掘調査、1998年・では掘底の一部で硬い岩盤を掘った時に生じた土砂が厚く堆積した状態を確認しました。これは、工事に従事した当時の人々が、掘削土を堀の外に運び出さなかったことを示します。つまり、何らかの理由で完成間近だった掘の工事が中止されたと考えられます。また、掘の壁面から突き出した部分や列石があります。これらの距離は、ほぼ10尺約3m・間隔であることから、工事を行う際に利用したものと思われます。中世城跡では全国初となる未完成の堀跡の確認例であり、当時の土木工事の手順や方法を知る上で重要です。
現地説明板より

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